日本基督教団 弓町本郷教会

日本基督教団 弓町本郷教会
所在地:東京都文京区本郷2-35-14
竣 工:1926年(大正15年)
設 計:中村鎭
施 工:不明
構 造:中村式鉄筋「コンクリートブロック」(鎭ブロック)造り二階建て


2019年4月27日撮影

沿革・概要

1886年(明治19年)10月10日、本郷湯島で海老名弾正牧師が伝道を開始したのが弓町本郷教会の揺籃です。海老名弾正は洗礼を熊本洋学校の友人と共に受け、設立間もない同志社に学びました。のちに一時母校の同志社総長を務めた時もありますが、弓町本郷教会牧師として26年間、名誉牧師として8年間在籍しました。歴代主任牧師は海老名のほか横井時雄、野口末彦、額賀鹿之助、田崎健作、大倉幾代、定家修身が務め、2003年4月以来は菅原力が務めています。

会堂は1891年(明治24年)本郷東竹町に建てるまでは、湯島、西片町、金助町、森川町、春木町などで集会が持たれていました。本郷東竹町の「本郷会堂」を1898年(明治31年)の本郷大火で焼失したため、壱岐坂に新会堂を建設しましたが、関東大震災で再び焼失、1926年(大正15年)、新会員中村鎭の設計による現教会堂が落成しました。

現教会堂の本体部位分は、昭和初期に数多く建てられた中村式鉄筋「コンクリートブロック」(鎭ブロック)造りの代表的な建造物です。一見すると、煉瓦造りのように見えますが、設計者が用途と構造と美と経済との集中するその一点に建築の礎を置くことを志して設計し、自分で説明文を「中央美術」に発表している希な建物です。

弓町本郷教会は日本基督教団に所属し、その信仰告白を奉じている、プロテスタントの教会で、2016年10月に創立130年を迎えました。これまで、宗教界のみならず、思想・社会・教育・音楽等といった文化面にも大きな影響をおよぼしてきた。現在、弓町幼稚園を設置している。

日本基督教団 弓町本郷教会へのアクセス

住所:東京都文京区本郷2-35-14
最寄り駅:東京メトロ丸の内線、都営大江戸線本郷三丁目駅下車 徒歩5分

日本基督教団 弓町本郷教会フォト

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