旧川崎貯蓄銀行佐原支店

旧川崎貯蓄銀行佐原支店(佐原三菱館)
所在地:千葉県香取市佐原イ1903-1
竣 工:1914年(大正3年)
設 計:清水組(清水満之助本店・現清水建設・大友弘)
施 工:清水組(清水満之助本店・現清水建設)
構 造:煉瓦造二階建て(イギリス煉瓦)、屋根小屋組は木造トラス、木骨銅板葺(ドーム部分)
千葉県指定有形文化財:1991年2月15日指定


2019年4月13日撮影

沿革・概要

1914年(大正3年)、川崎貯蓄銀行佐原支店として建設された。清水満之助本店(のちの清水組・現清水建設)の大友弘氏が設計に携わっている。明治の洋風煉瓦建築の様式を受け継いだもので、外観はルネサンス建築様式、煉瓦と花崗岩で構成される「辰野式」の特徴を持つ外観の建物である(1989年の改修で外周はすべて取り替えられ煉瓦タイルとされた)。屋根は木骨銅板葺き、正面右にドームを配している。内部は吹き抜けで、2階周囲には回廊がある。正面右隅に造られたルネサンス風外観の入口の頂上にはドームが付けられており、「重要伝統的建造物群保存地区」にありながらも景観にアクセントが与えている。

金融恐慌後、川崎銀行は三菱銀行と合併し、三菱銀行佐原支店として使用されていたが、1989年(平成元年)に新店舗が完成したことにより、佐原市(現香取市)に寄贈された。1991年(平成3年)2月15日「三菱銀行佐原支店旧本館」として、千葉県有形文化財(建造物)に指定を受ける。

旧川崎貯蓄銀行佐原支店へのアクセス

住所:千葉県香取市佐原イ1903-1
最寄り駅:JR成田線佐原駅より徒歩15分

旧川崎貯蓄銀行佐原支店フォト

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP