旧千葉合同銀行佐原支店
所在地:千葉県香取市佐原イ507-1
竣 工:1929年(昭和4年)
設 計:不明
施 工:不明
構 造:鉄筋コンクリート造二階建て
2019年4月13日撮影
沿革・概要
1929年(昭和4年)に建てられた旧千葉合同銀行佐原支店 (元千葉銀行佐原支店)。1943年(昭和18年)千葉合同銀行、小見川農商銀行、第九十八銀行が合併して千葉銀行となる。この建物は千葉銀行佐原支店として利用。1974年(昭和49年)に第百生命佐原支店となり一部改築の手が加えられた。第百生命破綻後は、つい最近まで蕎麦屋小堀屋本店別館として使用されていた。
ルスティカ風の石積みを模した荒々しい基部と、なめらかな白い壁体が鮮やかなコントラストをなして、強い印象を与える。裾部はコンクリートを成型して石組みを模し、銀行にふさわしい堅牢な印象です。全体の構成や柱型等は古典主義的なものを感じさせるが、部分にゼツェッションの影響を見ることができる。銀行建築に多く見られた正面の列柱が、単なる縦壁に移行する頃の建物のようだが、中央出入口両側の柱頭には、かろうじて装飾が残っている。玄関ドアの内側上部のレリーフ等は装飾性豊かであり,その傾向を顕著に示している。左側平屋部の側面は、縦長の窓を仕切るように、壁が控え壁状に張り出している。
旧千葉合同銀行佐原支店へのアクセス
住所:千葉県香取市佐原イ507-1
最寄り駅:JR成田線佐原駅より徒歩15分
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